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執筆者の写真PRAY TheatrecalUnit

終演のご挨拶

PRAY▶vol.4 × 篠井英介 超攻撃型“新派劇”「天守物語」、無事幕がおりました。

EXTRAステージのトリプルカーテンコールを客席後ろで眺めていて、それぞれに良い悪いはあるにしろ、こうして皆様と時間と感性を共にすることが出来る仕事は本当に素晴らしい職業だなと感じ入っておりました。


全公演SOLD OUT、本当に嬉しく有難いことです。「天守物語」を作っていて強く感じていたのは、「何かに簡単に踏みにじられてしまう人間の真実」をつないでいく意思でした。

伝承も、古典も、人の世も、勿論演劇も何もかも、信じ繋いでいくことが出来なければ簡単に途絶えてしまう。

大事な誰かや世の中に「そうあれかし」と願う、か細い小さな灯火のような輝き、その美しさを信じる私たち人々の願い。それがなければ、きっと藝術も文学も、当然「天守物語」も、今この世に残っていないはずです。

人の真実を信じるこというのはとても大変なことで、信じることには覚悟がいる。おそらく、血や涙を流さなければならない。その先に、後の世の「(魂が)美しい人達」の心の平穏があってほしい。


そんなようなことを思いながら、お昼買いにでた池袋の青空が、公演はいってから撮った唯一の写真でしたとさ。


長くなりましたが、関係のすべての皆様、またご来場いただきましたお客様、本当に有難うございました。


桂 佑輔



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